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【宮島厳島神社】大鳥居&厳島神社を歩く|広島からのアクセスも解説

今日は「宮島」について紹介します。いつも中部地方を中心に色々な場所を紹介させていただいていますが、今回は三連休を利用しての旅行ということでぐっと距離を伸ばして広島県まで出かけてきました。

宮島ってどんな場所?

「宮島(厳島)」は広島の海に浮かぶ小さな島で、世界遺産・厳島神社の優しいたたずまいが印象的な場所です。潮の満ち引きで表情が変わる大鳥居や、深い緑に包まれた弥山の景色は、どこか心をほっとさせてくれます。島の道を歩いていると、人に慣れた鹿たちがのんびり過ごしていて、その穏やかな姿にも癒やされます。古くから“神の島”として大切に守られてきた、静かであたたかい空気が流れる場所です。
宮島の名前が広く定着していますが、こちらは大鳥居や厳島神社があるエリアを観光地として呼ぶときの総称だそうです。島の名前としては「厳島」、神様をいつくしむという意味が語源だとされています。

宮島へのアクセス方法

まずは「宮島」へのアクセス方法からご紹介します。私たちは以下のルートで向かいました。

東海道新幹線(東京方面からこだま→ひかり→のぞみと乗り換える)
➡山陽本線(大野浦行きor岩国行き)宮島口駅下車
➡アクアネットひろしま(世界遺産航路)のフェリー
※宮島口→宮島→平和公園の通しチケット購入
➡宮島到着

他にも様々な行き方があると思いますが、今回私たちはこのようなルートで宮島を目指しました。宮島の滞在時間を少しでも長くするために工夫を重ね、その甲斐あって10:40には宮島に到着することが出来ました。

宮島到着

宮島桟橋内にあるコインロッカーに大きな荷物を預け、早速観光に向かいます。宮島には魅力的な飲食店がたくさんあり、食べ歩きも楽しむことができます。今回の記事では飲食部分はカットし、到着→大鳥居→厳島神社部分のご紹介をさせていただきます。食べ歩きについては次回の記事で詳しく書きたいと思います。
11月の三連休を利用しての旅行でしたが、宮島はかなり賑わっていました。外国の方はもちろん、日本の観光客も多く、人気の観光地であることがうかがえます。
大鳥居を目指して道なりに進んでいくと、あちこちに鹿の姿が見えてきました。角のあとがある牡鹿、角がない牝鹿、まだまだ小さな子鹿、みんな大人しくて人懐っこいです。人懐っこいのは間違いないのですが、食べ物を持っているとそれを狙って積極的に近づいて来ている様子もありました。食べ歩きをする際は注意が必要です。

大鳥居へ

厳島神社へと続く大きな鳥居を越えると、海側に朱色の大鳥居が見えてきました。時刻は11:30頃、歩いて近くまで進めるくらいに水が引いています。地面は水分を含んでかなりやわらかいので、ヒールのある靴は避けてスニーカーを選んだ方が良いと思います。砂の中から小さな気泡が湧き出ているところもあり、小さなカニやヤドカリの姿も見つけることが出来ました。
海の上に立つ赤い大鳥居は、厳島神社を象徴する風景です。なぜ海の中に建てられているのかというと、宮島そのものが「神の島」とされ、島の陸地を清らかなまま守るため、参拝者はかつて“海からお迎えする”形になっていたからです。船で鳥居をくぐり、そのまま社殿へ向かうという、まさに「海の参道」だったんですね。
現在の大鳥居は1875年に建てられたもので、クスノキなどの自然木をそのまま使い、釘をほとんど使わない伝統工法で立っています。満潮のときには波間に浮かんでいるように見え、干潮のときには歩いて近くまで行けるなど、潮の満ち引きで雰囲気ががらりと変わるのも魅力です。
また、大鳥居には表と裏で異なる文字が掲げられているのも小さな見どころです。海側(表)には「嚴嶋神社(厳島神社)」、島側(裏)には「伊都岐島神社(いつきしまじんじゃ)」と書かれており、どちらも御祭神を祀る神社の呼び名。海側から来る参拝者と、陸側から向かう参拝者、それぞれに向けた名前になっています。
今回は夕方まで宮島にいる事が出来なかったのですが、夕暮れ時の大鳥居も茜空にとけ込むようでとても美しいとされています。機会があれば今度は宮島に一泊して、様々な時間帯の大鳥居を眺めてみたいなと思いました。

厳島神社の見どころ

さて、大鳥居を堪能したあとは再び参道へと戻って厳島神社を目指します。敷地内に入る時は食べ歩きの食べ物や飲み物を持っていくことは出来ないので、注意が必要です。入場券売り場の横にゴミ箱も用意されているので、美しい景観を守るためにもしっかり準備をしてから入場しましょう。
海の上にそっと浮かぶように建つ厳島神社は、1400年以上の歴史をもつ神社で、世界遺産にも登録されています。宮島そのものをご神体とする考えから、島の自然を乱さずに祈りを捧げるため、社殿を海の上に建てる独特の姿になりました。
朱色の回廊を歩くと、潮の満ち引きで景色が大きく変わるのがよくわかります。満潮時は水面に浮かんでいるように見え、干潮時には力強く立つ姿に。自然と共にある神社らしい、ゆらぎのある風景が魅力です。
そして、歩いていると気になるのが床板の隙間。これは建物を長く守るための大切な工夫で、潮が満ちたときに床下へ水の圧力がかかりすぎないよう、また風を通して湿気を逃がすように作られています。海とともに生きる建築だからこその知恵で、昔の人の技術に思わず感心してしまいますね。
神社の奥には雅やかな舞台や能楽堂もあり、平家一門が深く崇敬した場所としても知られています。建物だけでなく、海や山の風景までも含めて“ひとつの祈りの世界”になっているような、やわらかい静けさが広がる空間です。

私にとっては初めての広島県、初めての宮島でしたが、今でも朱色の美しい回廊が目に焼き付いているようです。海に立つ大鳥居の厳かな佇まいを眺め、潮とともに表情を変える厳島神社内を歩いていると、宮島の静けさに心がすっと寄り添っていく心地がしました。海も光も音もすべてがゆるやかに調和していて、まるで島全体から力を分けてもらったような、そんな特別な体験をすることが出来ました。よく使われる表現ではありますが、「人生で一度は訪れるべき場所」だと思います。皆さんもぜひ、足を運んでみてください。